topコマンドは確認したい項目のハイライトやソート処理をあわせることで、視認性が上がり情報の把握がしやすくなります。ハイライトやソートはオプションではなくtopコマンド実行中に特定キーをタイプすることで直接表示に反映されます。
オプションと特定キーのタイプで視認性を上げる
例えば以下のように操作します。
- topコマンド実行
- x・b・iキーを続けてタイプ
- <・>キーで対象のカラムを選択状態にする
- shift+rキーでソート順を変更する
実行中のキータイプ
x |
選択しているカラムをハイライト |
b |
選択しているカラムをより見やすくハイライト |
i |
実行中プロセスのみの表示切り替え。 |
オプション
-d 間隔 |
更新間隔を指定する。0.1秒単位。 |
-i |
実行中プロセスのみの表示切り替え。 |
topコマンドで表示される項目の説明
PID |
ユーザ |
PR |
Priorityのこと。低いほど優先される。rt(real-time)となっている場合は最優先。 |
NI |
Niceのこと。低いほど優先される。rt(real-time)の場合を除き、NI = PR-20。 |
VIRT |
割り当て済みの仮想メモリ容量 (KiB)、スワップも含む。 |
RES |
実際に消費されているメモリ容量(KiB)。スワップを含まない。 |
SHR |
RES のうち、共有メモリとして消費されているメモリ容量(KiB)。 |
S |
Process State Code。以下の表にて。 |
Process State Code
D |
割り込み不能 |
R |
実行中 |
S |
スリープ状態 |
T |
停止中 |
Z |
ゾンビプロセス |